空に5つの星と魂の目的。
おとといの夜、夜空を眺めていると、5つの明るい星があった。
方角的には、南西の方角になるだろうか。
ちょうど下のような図の形で、明るい星が角に5つあった。
あれ、こんな星の形は今まで見たことないなあ、、
と思いながら、1時間くらいはぼーっと考え事をしながら見ていただろうか。
そのうち大きな雲が流れてきて、隠れてしまった。
翌日また同じくらいの時間に夜空を眺めたが、
同じ形の星はやはり見当たらない。
同じ場所に3つ星があったけど、5つではない。
でも、前日に比べると空が少し曇りがかっているから、
空気が昨夜ほどは澄んでいないのかもしれない。
不思議なこともあるもんだな。
と思いつつ、また今日も夜空で5つ星があるか見てみようと思う。
ダディーが突然、ボストンに行くと言った。
「ん?ボストン?西海岸から東海岸に行くの?どうして?」
と聞くと、ある超有名大学で講師をするという事らしい。
短期的なもので数日間だけ招待されたのだという。
そういえば少し前に言ってたな。
彼が発起人となって行ったあるベンチャー企業の発表会で、
おそらくダディーと同じく審査員を務めた人に
その大学関係者がいたのだろう。
へ〜、でも本当に現実になるとはね。
しかし、あの有名校で超一流の頭脳を持つ生徒たち相手に講師とは。
たまに近所の大学で講師したりする事はあったみたいだけど、
その大学はちょっとレベルが違いすぎる。。。
電話で突然、
「今晩出発するよ。」
と、いつもの調子で言っていたダディー。
「そうなんだ〜、相変わらずすごいね。ダディーは。」
あまりに世間離れした彼の行動力に、逐一驚かなくなってきた私。
私はというと、5つ星を見つけてぼーっとしたり、身近な数字が3で割り切れるか割り切れないかで一喜一憂していたというのに。
先日やっと自分の運命というものに気づいて、
これからどう、彼を幸せにできるのかを真剣に考えるようになった。
それなのに、彼はまたどんどん私とは遠い世界に行ってしまったみたいに
手の届かないところにいるような気がする。
彼は私が笑って幸せにしていれば良いというけど、
でも、それって星を眺めたり、数字遊びをして一喜一憂しているような
そんなアホな私でいいわけがない。
もう少し、一日一日を真剣に生きよう。
一日一日が、少しでも幸せに、楽しくあるように。
無理をせず、彼のことだけを考えて、彼に何をしてあげられるのか・・・
愛がなぜ何よりも大切なのか、必死で教えようとしていたダディー。
先日ようやく私は理解した。
先人たちは、何度も私たちに教えてくれているというのに、
この当たり前のシンプルな答えに辿り着くまでに、いったいどれだけの時間が必要だっただろうか。
「隣人を愛せよ」by ジーザス
「遠くの人を助ける前に、今隣にいる人を助けなさい。」by 仏陀&マザーテレサ
言葉面ではわかっていたけども、その真理が理解できていなかった。
人間の本能や生まれ持った性格というのは、脈々と生物に受け継がれながら経験則に基ずきDNAに組み込まれたもので、
愛や他を思いやる感情も、本能の一つなのだ。
子供たちは、教えてもいないのにすでに他を思いやる心を持っている。(少数でそうではない者もいる。)
それが本来の私たちの姿だ。
なぜ愛が大切なのか。
先人たちも語るように、愛を持って身近なものと接することこそ、
一番効率的で、世界全体が良い方向へ進める一番の早道。
そこに、比較や焦りといった恐怖心を生む感情は本来は必要がない。
そういった無駄な時間を排除し、より効率的に生活を送ることこそ、
生命にとって最も理想的で、人々にとってもストレスがより少ないものになる。
他人との比較、見栄、プライド、執着、疑念、批判、恐怖。
(こういった感情が人間社会を便利にしたという批判もあるだろうが、焦ることで良い結果に果たしてつながるのか?そもそも、比較や恐怖がなくとも、人には知的追及心という本能がある。)
こういった無駄な感情が、どれだけこの世界を生き辛いものにしていることだろうか。
社会で生きていくうえで、どうしても危機感や競争心は必要にはなってくる、
でも、せっかく出会った伴侶や家族に対してまで、
その危機感や恐怖を抱き続けることが、
いかに社会としても、地球上でも、非効率的であるか、
そのことを、ダディーは伝えたかったのだろうと思う。
だからこそ彼は私に嘘を言わない。
それは私に疑念や恐怖を抱かせるから。
見栄やプライドを捨てろという。
そこには執着が生まれ、最終的に批判や恐怖が生まれる。
恐怖に惑わされる時間は無駄だ。
無駄にエネルギーを使い、非建設的な行動が必要になってくる。
それよりも、もっと価値のある物、経験すべきこと、創造すべきことを、この宇宙はたくさん用意してくれている。
そういった物だけを見て、この人生を楽しもう。
私にとってはそれが、この地球に生まれた目的でもあり、
私の魂の存在理由なのだ。
そのためには、身近にいる二人が常にお互いを愛し続けていなければいけない。
そこに一切の恐怖は本来必要ないのだから。
さて、今日はダディーに何をしてあげられるだろうか?
毎日朝起きたら、それを一度は考えるようにしたい。