天国と地獄は存在する

地球上にも天国と地獄は存在するけども、肉体が死んだあとにも魂が行く世界がある。
そんな事を自然と当たり前の様に考えていたここ最近、たまたま今日目にしたこの動画。


人は肉体が活動を終えても魂として生き続けると、考えている東大病院の医師。

彼の言うことが全て当然のことの様に思え、でも恐らく何の宗教とも関連なく発言をしている彼の話を聞いて、こういった内容の事を当たり前と考える人の数が確実に増えている事に少し喜びを覚えた。

私も以前から、魂の存在を当たり前のように信じ、この人生とは長い魂の旅路のごく一部に過ぎないとは何度かこのブログでも書いてきた。

ただ、こういった考えに至る人々の共通点としては、何かしらの不思議な体験をした事があり、それをきっかけとして自分が普段見ている世界だけがこの世の全貌では無いと、気づかされた事があるという点だろう。

私の場合は、長い苦しみの苦悩から救い出された瞬間ともいえる、ある大きな愛の力を感じた時だった。その内容は以下の記事で書いた。

http://d.hatena.ne.jp/lily-love-vege/20150618/1434703095

それまでも、この世の現実が全てでは無いと言う事は漠然と知ってはいたが、上記の経験からそれを確信するに至った。

その後、この時感じた表現できないほどの愛の力とは何だったのか、少しずつ調べていたところ、どうやらこのときの感覚は、臨死体験をした人達が、天国に行く途中の過程で感じる感覚と非常に類似していると知った。

この3次元では感じることのできない、喜びと快感と愛に包まれるような表現のしようがない程の温かさに包まれたような感覚。

これらは、臨死体験をして天国のような世界へ行った事がある人達の多くが共通して語る感覚だった。

私は死にかけたわけでは無いけども、それをある瞬間、時間にしてたった数秒程度だったが、体感させられ、そのたった数秒の内に、今まで経験したことのあるどんな喜びよりも、快感よりも比べ物にならない程の、究極の愛と至福感を感じ、私はいつも何かに見守られ、愛されている事を悟った。

それからは、死というものに対する恐れも無くなり、人生の苦しみは取るに足らないものだと知り、まるで人が変わったかのように、恨みや恐れが心から無くなってしまった。

臨死体験者の経験談を色々と学ぶうちに、天国に行く過程でこの様な感覚を経験している人達がいる一方で、そうでない人達もいる事を知った。

天国と呼ぶに相応しい場所が何層もあるとすれば、恐らくそうではない場所も沢山あるのだろう。

仏教ではよほど想像力がある人達が天国や地獄の様子を作り出したのだろう、と思っていたが、恐らくあれらの詳細な天国と地獄の描写は、臨死体験をした人達の経験談を元に長い時間をかけて作り上げられたものではないだろうかという気がこの頃はしている。

この現実世界である地球にも、天国と地獄は同時に存在しているのだから、あの世にあったとしても全く不思議ではない。



天国に行きたいから、善い行いをするように心がけよう、ではいけない。

本質を見極めるよう心がける事こそが、魂の成長を促し、それに相応しい場所に肉体の死後、自然と回帰するのだ。

ネガティブな事柄ばかりに囚われていると、物事の本質を見誤ってしまう。

雑草の中に咲く小さな花をどれだけ多く見つけ、愛でる事が出来るか。

欲と混乱が渦巻くこの世界の中で如何に自分を律し、ブレない芯の強さを身につけられる事が出来るか。

世の中の過ちを知り、許し、どれだけ自分の心を清浄に保つ事が出来るか。

たいそうな事をする必要は無いけども、まずは自分の周りにいる人たちを不幸ではなく、幸せにする事こそが、天国に行くための1番の近道のような気がするよ。

簡単なようで、未熟な人間にはとても難しい。

それがもしすでに実践できているなら、あなたはとても立派な人。


動画の医師は57歳らしいけど、とてもそうは見えない。
30代のような若さと清々しさを醸し出してる。


30歳くらいを過ぎると、その人の生き様と信念は顔と目に現れてくる。

それをまさに体現している人だなと、動画を観てふと思った。

もっと日本にも彼のような顔付きの大人が増えますように。