自戒

思考の海に捉われて、色々と哲学的な話しや、まるで何かを悟った様な文面で日記を書くことがある。

でも、常々忘れてはいけないと思っているのは、

謙虚な心。


色々な経験をしても、無駄に表面的な知識を得ても、分かっているようで、実際は大して分かっていない。

ヒエラルキーを当て嵌めて冷静に分析しても、下にたくさん人がいるようで、実際は上にも同じくらいいるものだ。

人間は、すべての領域において完璧な存在になる事などそもそも無理なのだから、有る一つの分野で頂点に君臨しようとも、他の分野では赤ちゃん並みであったりもする。

でも、一つの分野で合っても達人になると言うのはそれだけ努力・才能の結晶であって、一般人がなかなか目指せるものでもないから、やはりすごい。

結局は、達人であっても、常人であっても、天狗になってはいけないと言う事。
他にすごい人が五万と存在している事に対し、つねに畏敬の念を抱きつつ、
自分はいつまでたっても修行中の身であると、謙虚に生きなければならない。


いくら思考を働かせようと、想像力豊かになろうと、実際は誰ひとりの人生とて、私にはわからない。宇宙や哲学に思考を凝らしても、母なる地球の、海岸の砂浜の一粒の砂のような存在である私には、何故自分がそこにいるのかすら、分かり様が無いのだ。


結局は、毎日を一生懸命、人に迷惑をかけず、でも良い影響を与えられる様な存在を目指して、生きて行くしかない。
刺激的な毎日を、刺激的な環境で生きる様なビジネスオーナーとして生きるのも素晴らしいし、また毎日は単調だが、強くたくましく生きる主婦たちのような生き方も、また素晴らしい。


当たり前の事を、何十年も当たり前に続ける習慣。
決して驕る事の無い謙虚な心。
人に、優しさと愛を伝えられる強さ。
自然を愛し、生かされている事へ感謝し続ける心。


忘れないようにしたい。