インドの事はインド人に聞け!

と言う事で、インドについては今回の日記で大概にしておこうと思います。
日本人でインドに行った事も無い私がインドについてあーだーこーだと書き散らかすのは、インド人にとって癇に障る事も少なからずある事でしょう。(でも日本語だからバレないはずだ!(^v^))


カーストや貧困の問題についてインド人と話をすると、今までの経験上、インド人は皆こう言います。

「メディアは負の面を大体的に報道するばかりで、インドについて世界に誤解を与えている」

と。

インドは50km進むごとに、言葉や習慣、文化が全く異なるそうです。
200以上もの言語が存在し、それぞれが方言のようでは無く、まったく違う言葉になるそうな。
人種も、アーリア系の体格が大きめの人達から、昔から住む肌色の濃い人達、目が青かったり髪の色が薄い白人の様な人、アジア系の人達、と、様々な人種が混在しています。

私が出会うインド人は皆、よく教育を受け、有る程度豊かな環境で育ってきた人たちが多いため、彼らと話していると、とても洗練されているというイメージを受けます。

宗教をよい意味で活かし、真面目で勤勉、自己主張がしっかりしていて優しい人が多いです。面倒見もよく、フレンドリーで、日本の事もよく知っています。
また地理的な面から、東南アジア、中東辺りの事情にも詳しいので、話していると勉強になる事も多いです。


先日、グアテマラ出身のJessie、インド出身のShivangiと、後で合流したもう一人のインド人の女の子達とハイキングへ行き、その後インド人の子達に手作りのインド料理を振る舞ってもらいました。



グアテマラにはマヤ文明と言う私の大好きな文明の遺跡が数多くあり、Jessieにはいつもマヤ文明について興味深々に質問したりしてます。

そしてインドには古代インドの叙事詩『ラーマーヤナ』という文献があって、有史以前に現代の文明並みの技術力を以て戦争を行っていたという神々の神話のような現実の話の様なものが存在していて、古代文明ヲタクの私は、Jessieからマヤ文明について、Shivangiからインドの古代文明、文献についての話を聞けて大興奮の一日になりました。ハアハア。


・・・※初めて右手だけでご飯を食べるJessieと私。
スパイスをふんだんに使った具をチャパティーというパンでくるんで食べます。
とてもおいしかったです☆・・・



2012年に世界が滅ぶとか何とか、またノストラダムスの様な現象が起きてしまっているのがちょっと腹立たしくは有りますが(一沙はすっかり信じてしまっている笑)、マヤ文明の使っていた極めて正確な暦が2012年を一つの区切りとしていることから、今年が何か意味のある年である事は確かなのだろうとは思います。

Jessieが言うには、天災の起こりやすい年だとか。。。マヤ歴による新しい時代の始まりであるとか。

また、インドの古代文献の英語版翻訳書があるそうなので、一度は読んでみたいと思っています。
Shivangi曰く、古代の神々が乗っていた乗り物、武器(核含む)の描写が、余りに細かく詳細に書かれているため、彼女はそういった時代があった事を信じているようです。(ちなみに私も信じています。笑 あってもおかしくはないな〜と。)

何かインドの情勢面の話から随分飛んでしまいましたが、こんな感じで、グアテマラもインドも貧困の差が激しく、発展途上国ではありますが、日本人の私と普通に仲良く会話し、ハイキングに出かけ、たまに男の子の話で盛り上がったり、人間的な価値観にあまり違いは無い、という事です。(能力面においては皆私よりもはるかに上かも・・・(^_^;))


日本も近年は無差別大量殺人事件が起きたりと、何かと物騒な面が取り上げられる事が多いですが、それだけを見て日本が危険な国であると判断されては心外です。
国民が平均的に豊かな国、日本でも毎日のように殺人事件やレイプは起こっています。
貧富の差が激しい国であれば、事件の数も日本より多くなるのは当たり前ですので、その負の面だけを見てその国に評価を下す様な事は、多くの善良な市民にとってはとても不名誉なことであるに違いありません。

やはりインドと言う国を知るにつれ、最終的に私が考えたのは、
出身国や住んでいる国で判断するのではなく、その個人の人間性を見て判断しなければ、
自分自身が偏見という曇った目を持ってしまう事になる。
国はあくまで器にすぎない。

という事でした。


若く見えるけど、実は博士課程で細胞の研究をしているエリートインド人二人。
将来の医療分野できっと彼女達の研究が活かされる事でしょう。
18歳だけどフランス語、英語、スペイン語、3ヶ国語を操り、グアテマラとドイツ二つの国籍を持つ物知りで超美人なジェッシー。

世界は本当に広い。。。